ものづくりブログ

2013年11月

カンナ開発物語 その2

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こんにちは。商品企画デザイン室の永島です。

秋も深まってきましたね。京都は紅葉のみどころ真っ最中です!!
みなさんも機会がありましたら、秋の京都に是非お越し下さい。

さて、今回の「開発中!」はディーズガーデンの象徴的な商品「カンナ」の開発にまつわるお話の続きをさせていただきたいと思います。
第1回目のお話は、こちら「カンナ開発物語」を先にお読みください。

まずは前回の続きで、「デザインへの思い」からお話します。


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お客様が求めているデザインとは・・・。

今のデザインに行き着くまでには何度も試作を繰り返し、試作品を実際に住宅地に持ち込み、デザインの検証を行いました。住宅付近にお住まいの方々から感想をお聞きしたり、建物との調和を観察したり。しかし、建物の側や庭に置いて違和感がないとか、見えるところに置ける物置だというだけでは、どうしてもお客様が憧れるような理想の商品をデザインすることができませんでした。

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私が心に描いていたのは・・・
物置というただの商品(もの)ではなく、癒しの空間を作る事ができるオブジェのようなものです。

そういう思いで苦しんでいたとき、とあるオープンカフェのテーブルに座ったとき、その空間がとても落ち着くことに気付きました。テーブルの横にはレンガ作りのビルの壁があり、どうやらそれがこの落ち着いた雰囲気を醸し出しているようでした。そのとき思ったことは、「物置でそんな空間が作ることができるのでは・・・」と物置を置く事でその空間をパティオのような空間にできる。機能的には物置ですが、物置とは全く違ったものがこの発想から生まれて来たのです。そして、いつまでも飽きのこない、使い続けることで愛着を生むようなデザインは、オーソドックスな建築物のイメージから生まれてきました。差別化された世の中にないデザインであっても、決して奇をてらったものではなく、潜在ニーズ中に潜む普遍的なものでした。

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この商品の設計のポイントの一つは、組み立て易さ、一人で組み立てられることです。そして、FRPというコストの高いものを使いますので、コストダウンがどれだけ出来るかのVE設計(バリューエンジニア)が商品の命に関わってきます。実際、カンナが完成するまで、FRPだけで作ることも検討しましたが、今のカンナの2倍以上にもなることがわかっています。これでは、いくらいいものを作ってもお客様に受け入れてもらうことができません。
 
FRP(繊維強化プラスチック)材を使っている部品の幅を1cm縮小出来れば数百円の原価が節約出来る。私と設計担当の北村は、毎晩深夜12時まで設計のあらゆるところに知恵と工夫を入れました。FRPの意匠部を縮小するとデザインを損ねる。デザインを損ねない範囲で徹底的にコストダウンしていく作業でした。
 
設計で苦労したのはFRP独特の伸縮や反りの問題です。量産化して安定した製品を作ることができるようにするには、いままでのやり方では解決できません。反りが起こりにくい製造方法にするため、実験を繰り返し、コストをかけない独自の製造方法を考え出しました。
 
このようにして、コストダウン、安定品質、組み立て易さを実現し、お客様が長年使っても安心して満足のいくものに作り上げる事ができました。


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デザインは決まりましたが、本当に価値ある商品にするためには、お客様が費やす対価に見合う以上のものに仕上げなければいけません。
 
作り込みの第一段階は素材選びです。レンガの部分、木の部分はどんなイメージに仕上げるか、素材選びの一つで商品イメージは大きく変わってきます。レンガは現物をいくつも取り寄せ、その中から選んだのは、焼き釜に3ヶ月も入れて荒々しくアンティークな表情のオランダレンガに行き着きました。木部は銘木屋や材木店を転々とまわり、様々な現物の木を見て最終的に決めたのが、そのとき偶然、材木店に入荷したばかりの北欧の栂(つが)材でした。4メートルの長さで200本の在庫がお店の材木置き場に立て掛けてありました。その200本全てを確認し、適したものを50本持ち帰り、節の位置や木目の揃い方などを1本1本確認し、その木の必要な部分を切り出して原型の素材としました。

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このあとは、第3回に続きます・・・
 
2013年11月26日

3Dプリンター

こんにちは。ディーズガーデン新商品開発部の北村です。


「3Dプリンター」 ってご存知ですか?

最近テレビのニュースでよく聞きますよね。

今、もっとも注目されている技術の一つでいろいろな分野でさまざまな使い方が広がりつつあります。


たとえば、医療分野

まず手術する患者の患部をCTスキャンで読み取り、3Dプリンターで寸分たがわない透明な臓器を作るります。

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すると医者は事前に透明な臓器内の血管や"がん"を視覚的に見ることができるので、どこまで切ったらいいか、どこまで残したらいいかわかるんです。

ムダのない手術が短時間で、正確に行え手術の成功率の向上につながります。

 

あるいはアート作品として。

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人の顔もこんなにリアルにつくれるんです。 

 

 

極めつけは麦藁帽子。 

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http://ideahack.me/article/160

こんな見たこともないおしゃれなファッションも可能なんです。

 

一例を挙げましたが他にもいろいろな使い方があり今後もさらに発展していくと思います。

そんな世の中に刺激を受けてDea's Gardenでも商品の開発につながるのでは?

導入する価値があるか検討を始めたところです。

実際にはどのような使い方があるのでしょうか?

 

① デザインのイメージを確認するため。

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写真はカンナのデザイン模型 (3Dプリンターによる)

イメージを立体化するのでより詳細なデザインがわかるというわけです。

 

 


② ヒンジや稼動部分の設計確認

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写真はアルファウッドユニットフェンスのコーナーカバー模型 (3Dプリンターによる)

実際に設計したものの組立手順や動作確認が早い段階で行える。

 


今のところ思いつく使い道はこんなところですが、導入したらもっと多くの使い方が見つかると思います。

なんかわくわくしてきました!!

 

2013年11月20日

紅葉狩り



みなさんこんにちは。

商品企画デザイン室の永島です。

秋も深まり落葉樹が赤や黄色に染まってまいりましたね。
私は自転車で通勤していますが、通勤路は大きな川沿いをぐるりと走ります。
川の中ノ島には桜並木があり、日に日に葉っぱが赤く色づいてきました。
写真は昨日撮影したものです。

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昨日は曇り空でしたが、今朝は晴天に恵まれ同じ場所でもう一度撮影。

川の水面に浮かぶ桜紅葉は、お天気がよければこんな写真が撮れます。
風が強く川面には波がたっていますが、
これがまた面白い表情を引き出してくれます。
油絵の具で描いたモネの絵のように幻想的な写真です。

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京都は11月下旬ごろが、楓紅葉の最高のみどころ時期です。
みなさんのところでも美しい紅葉が見れるころだと思いますが、
真っ赤に染まった紅葉をキレイに撮影したいですね。

宝厳院の庭園

さて、今日は紅葉の撮影について参考になる写真をアップしました。
写真は昨年12月2日に撮影した嵯峨野にある宝厳院の紅葉です。
宝厳院の庭園は、江戸時代の京都の名所名園案内記と称すべき
『都林泉名勝図会』にも掲載された名園です。

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竹のやさしい緑が嵯峨野らしい雰囲気です。
竹に焦点を合わして竹を主役にして、
紅葉は彩りを添える程度のイメージです。

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色づいた紅葉で庭園全体が覆われています。
庭園全体に広がる紅葉の雰囲気が伝わるように撮影しました。
本当に美しい紅葉でした。

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庭園の中央を流れる川は苔がとてもキレイでした。
苔の緑と真っ赤な落ち葉のコントラストは息を呑むような美しさです。

紅葉を近づいて切り撮る

風景の中から、ある部分を見つけクローズアップ撮影で切り撮るとこんな感じです。

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美しい風景の写真を撮るとき、
風景全体に目が行きがちになりますが、
スポットを見つけるようにすると撮影の幅が広がります。
こちらは、空を見上げるように、
葉っぱが透けた感じに逆光で撮影しました。
このように色々な角度から撮影してみると、
紅葉狩りも一段と楽しくなります。

逆光.JPG

 
 
 
 
 
 
 
 



今年も紅葉狩りが楽しみです。
みなさんも美しい紅葉の風景を切り撮ってみませんか。
2013年11月19日
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